きみのしあわせが、わたしのしあわせ
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2月5日。翁草、桜草、木瓜が誕生花。ターコイズとアメジストが誕生石。黄道十二星座は水瓶座。テヒョンくんの誕生日。
暦上ではもう春になったと言っても、まだまだ寒い。でも、その中に微かに暖かさを感じる頃、きみは産声をあげた。
今日、日付が変わった瞬間からタイムラインを埋めたセンイルツイートに、幼きカンテヒョンがたくさん載っていた。それを見るたびに、よく今まで誘拐されずに無事に生きてくることができたなあと思う。だって小さい頃のテヒョンくんってほんとうにかわいい。まあ今でもこんなにかわいいんだから、そりゃそうか。
(あー!テヒョンくんにヌナって呼ばれたいな!日本では同い年かもしれないけど、韓国じゃあわたしの方が学年は上なので……!ヌナなので……!←また言ってるよ )
ところで、わたし、マジできみに人生狂わされてるとおもう。
もともとスビンペンだったのに、気付いたらきみのこともすきになってた。ヒョンラシパだったのに、気付いたらスビテシパになってた。スビテペンのスビテシパになったおかげで、生々しい話、集めるトレカも2倍になったので金銭的にも狂わされるし。
夏のヨントン、これからバイトって言ったら「がんばってね」って声掛けてくれて。そのときのバイトは精神的に追い詰められてて、毎日辛かったのに辞めたいなんて言えなかったんだけど、テヒョンくんのその一言でちゃんと店長とお話することができて、結果辞めることが出来て。
ほんと、わたしきみに人生狂わされてる。っていうか、左右されてる、っていうか。多少なりともきみの影響を受けて、未来を選択する場面があるんだよね。
(わたしはこの日のセルカできみに落ちた。一瞬だった。きみがあまりにもかっこよくて、きらきらして見えた。)
わたし、きみに憧れる。だって、きみは自分の考え方をしっかり持っていて、物怖じしない、流されない強さがある。うらやましい。わたしとは正反対だ。
でもさ、きみって実はけっこう怖がりだよね。すぐ腕を組む理由は迷子にならないため、だし。だから、何をするにもほんとうはこころの奥底では怖がってるんじゃないかなっておもう。
そんなきみは名言製造機だと呼ばれたりするよね。きみの言葉たちはすごく胸に刺さる。どうしてだろう?、って考えたときに、わたしおもったんだけど。きみの名言たちは、もしかして怖がりな自分にかけてあげてきた言葉たちなんじゃないのかな、って。きみが自身を奮い立たせてきた言葉たちだから、きみがその言葉をもって努力し続けているから、きっと他人にも刺さるんだろう。
それから、きみはとっても負けず嫌い。メンバーに対してもそうだけど、きみ自身に対してもそうだよね。きみは過去のきみに、今の自分に、負けないよね。ほんと格好いいな。
あと、きみはわたしたちの前ではすこしかっこつけたがる。 緊張していても、ほんとうは怖くても、なんでもないふりをする。こんなの余裕ですよ、ってすました顔するんだ。でもね、口数が多くなったり、表情が堅かったり、ちょっとしたことでそれに気付いて、ああ愛しいな、ってそうおもうんだ。
(こんな表情で、ヌナは綺麗だ、なんて言われたら大爆死するね。やっぱりヌナイェポは伝説すぎる。まあ、テヒョンくんの顔面の良さがもはや生きる伝説みたいなところ、あるんだけどね。)
あのね、テヒョンくん。わたし、今でも2019年のMGMAが忘れられないんだ。あんなに涙を流すきみを、わたしはあれ以来見ていない。『生まれて初めて幸せで泣きました』『だけど、何故か悲しいときみたいに涙が出るんです』きみは去年のMOAACADEMYでそう言って笑っていた。きみにとってMGMAでの新人賞は夢に出てくるぐらい印象的で、きみにとっても、わたしたちにとっても、すごく嬉しいことだった。それなのに、きみが嬉しいときに流す涙があんなにつらそうになってしまうの、わたしはちょっとせつなかった。
(歯を食いしばって、涙を誤魔化さないで、顔を歪めて泣くきみは、あのとき、なにを思ってなにを抱えていたのだろうか。)
ねえ、テヒョンくん。
すっごくありきたりな言葉なんだけど、きみには泣きたいときにはたくさん泣いて、楽しいときはたくさん笑って、そうやってしあわせな瞬間をたくさん感じてほしいよ。
モアがしあわせなら僕もしあわせ、じゃなくて。きみが。きみ自身がしあわせだと感じてほしい。
20歳のテヒョンくんは、自身のことを一番に考えて、そしてしあわせに溢れているといいな。
最後になったけれど、テヒョンくん、誕生日おめでとう。わたし、きみのことずっとずっとすきだよ。
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